漆川獅子舞あらすじ

踊りは一つの物語になっています。

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平和に暮らしていた獅子たちが、農民達の水田開拓のために追いやられてしまいました。

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獅子たちは、お可笑の先導にみちびかれて、安住の地を求め山へと旅をします。

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途中、幾度も山を見定めたり危険な橋などを渡ったり、
数々の苦難を乗り越えた末に、安住な地を見つけ出します。

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獅子達は大いに喜び、山に感謝します。

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新しい転地で平和に暮らそうとしている矢先、
一匹の雌獅子をめぐる雄獅子と中獅子との奪い合いが始まります。

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争いに疲れた雄獅子が眠ったすきに、中獅子は雌獅子を奪われないように隠してしまいます。

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眠りから覚めた雄獅子は雌獅子がいなくなった事に狂乱し、雌獅子を奪い返そうと中獅子に再度挑み雌獅子を取り戻します。

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最後は、お可笑が仲裁に入り仲直り。

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めでたしめでたし。

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踊りの内容

一、追い込みの踊り(切りからぼっこみに囃子が変わり獅子が立ち上がっていく時)
三匹の獅子は、安住の地を求めお可笑の先導で、はるか向こうに見える山に向かって進む追い込みの踊りです。

二、山比べの踊り(追い込みが終わり獅子が定位置につき囃子が踊り節に変わる時)
険しい道を進む中、三匹の獅子は幾度も山を見比べ悩む山定めの踊りです。

三、お礼の踊り(山比べが終わり獅子が定位置に戻り、囃子が踊り節から切りに変わる時)
身軽なお可笑は、一足先に橋を渡り、山を偵察します。その際お可笑は山に供えてある御神酒をこっそり拝借するお礼の踊りです。

四、橋踏みの踊り(お可笑が御神酒を山からおろし、囃子が切りから踊り節に変わる時)
山には橋を渡らなければ入れません。渡れる橋かどうか獅子たちは橋を確かめる踊りです。

五、山調べの踊り(三匹の獅子が橋踏みを終わり雄獅子が橋の前で見得を切る時 囃子は踊り節のまま)
三匹の獅子は再度山を調べます。雄獅子は山に危険なものはいないかどうか確かめる、山調べの踊りです。

六、橋納めの踊り(雄獅子が山調べを終わり橋を渡りきった時 囃子は踊り節のまま)
何も危険なものがいない良い山であることを確かめお可笑と三匹の獅子は橋を渡り山の中へと分け入り、安住の地としている山を背伸びをし見上げる踊りです。

七、しめ縄踊り(抜き獅子が終わり獅子が定位置に戻り、囃子が切りに変わる時)
山は神聖な場所であり、お可笑は山を開放するためしめ縄を解く踊りです。

八、山掛けの踊り(お可笑が山からしめ縄を解き、囃子が切りからぼっこみに変わる時)
この山は危険なものはいない安住の地として大丈夫だということがわかり、獅子達は飛び跳ね山を担ぎ山に感謝する踊りです。

九、歓喜の踊り(獅子が担いだ山を降し、囃子がぼっこみから腹太鼓に変わる時)
やっとたどりついた安住の地で、お可笑を先頭に腹太鼓を叩いて喜び合う踊りです。

十、雌獅子争いの踊り(獅子が歓喜の踊りを終わり、囃子が腹太鼓からドドメキに変わる時)
安住の地で豊かな生活を送っているうちに、雄獅子と中獅子(若い雄獅子)が雌獅子をめぐり、奪い合う踊りです。

十一、雌獅子隠しの踊り(綱飲みが終わり中獅子が雄獅子を押え付けた時 囃子はドドメキのまま)
争いに疲れ、雄獅子が眠っているすきに、中獅子は雌獅子を見つけ出し、見つからない様に隠してしまう踊りです。

十二、狂乱の踊り(雌獅子を隠しおえ、お可笑が雄獅子を起した時 囃子はドドメキのまま)
眠りから覚めた雄獅子は雌獅子がいないことをしり狂乱します。そして雄獅子は雌獅子を奪いかえそうと立ち向かう踊りです。

十三、和楽の踊り(三匹の獅子が中央で巴回りを行い、囃子がドドメキから旧節に変わる時)
お可笑の仲裁により雄獅子と中獅子の争いは和解し、お可笑の先導により和楽の踊りを踊ります。

十四、お暇乞いの踊り(三匹の獅子が定位置に戻り神に拝む 囃子は旧節から腹太鼓に変わり 拝み~旧節~街道節と流れる)
お可笑が先頭になり和楽の踊りを踊っているところへ、里よりもう時間となったので帰りなさいと知らせがあったので、お暇乞いを踊って終わりとなります。

―五所川原市指定無形文化財 漆川獅子舞保存会―

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